2008年9月7日

大麻疑惑?

若ノ鵬逮捕に続いて、露鵬と白露山兄弟も大麻疑惑の渦中へと引きずりこまれてしまいました。露鵬・白露山兄弟と若ノ鵬の三人は、同じレスリングスクール出身で仲が良いことで有名。若ノ鵬逮捕の2週間後の抜き打ち尿検査とは、ずばり露鵬・白露山兄弟の疑惑を払拭するためだけのサプライズだった訳でしょ?そこでの簡易検査にひっかかる露鵬・白露山兄弟だけでも「何だかなぁ?」感が満点なのに、検査結果が出た途端に雲隠れする北の湖理事長に至っては「もう何も言えねえぇ」状態です。では何のための抜き打ち検査だったのか?
大島・時津風の両国グループが間垣を取り込んで、反“北の湖”勢力を作っていたのは有名な話。大島部屋へトラックが突っ込んだ旭鷲山事件、リンチ殺人の時津風事件、そして大麻所持の若ノ鵬事件…くしくも反“北の湖”勢力を追い落とす事件が続いた後の、今回の続・大麻事件。両国グループの反撃なのか?それともただのうっかり北の湖なのか?北の湖の直弟子、元・金親の宮城野部屋事件もありましたなぁ…。北の湖てのは、一代年寄だけあって通常の年寄株購入のための経済的損失がなかったのだろう、と推測されます。その余ったお金は、自分が理事長で居続けられるための票稼ぎに使われているのでしょう。今回の露鵬・白露山兄弟が所属する部屋が、一代年寄「北の湖」部屋と、一代年寄「大鵬部屋」を引き継いだ「大嶽部屋」って言うのも、いびつな力関係の相撲界を現しているような気がしてなりません。端的に言うと、ここのところの相撲界のスキャンダルの数々は、相撲界の勢力争いのあらわれではなかろうか、と。誰も得してませんけどね、今のところ。
ところで絶対的なプロ格闘技として存在している“大相撲”がドーピング禁止となったのは、いつのことなのでしょう?そもそも“大相撲”にオリンピック同様のドーピング検査が必要なのでしょうか?ここら辺が微妙な状態での抜き打ち尿検査に、甚だギモンを感じます。ドーピングの信憑性とか正確性とかが問題なのではなくて、何のために尿検査をしたのでしょう?理事長自らが否定する検査結果など、何の意味があるのでしょうか、バカバカしい。北の湖理事長辞任で、玉虫色の結論となるのでしょうが、次期理事長は誰なのか。武蔵川、大島、伊勢ノ海、出羽ノ海…やっぱり勢力争いだったのではないか?と訝しく思ってしまうような候補ばかりです。九重が理事長になれる訳ねぇしなぁ。
ところで秘密結社の歴史上、避けては通れない存在として、イスラム教ニザール派という存在があります。世界中の要人を暗殺したのではないか、とされている“暗殺教団”です。真偽のほどは定かではありませんが、このニザール派が「ハシシ」の語源とされているのは歴史上の事実であり、ハシシ=大麻である以上、ニザール派と大麻との深い関係は動かぬ事実なのだろう。そうなると、暗殺者養成のための“飴”のために、ハシシを用い地上の楽園を作っていた、という伝説もあながち絵空事でもなかろう。で、何が言いたいかといういうと、露鵬・白露山・若ノ鵬の三人の出身はロシア連邦北オセチア共和国で、イスラム教ニザール派が本拠としていたイラン北部とは、アゼルバイジャンとグルジアをはさんだ極めて地理的に近い所に位置しています。案外、北オセチアあたりでは、大麻は大人の嗜み的なものなのかもしれないなぁ、とか、頑張った自分へのご褒美はハシシなのかなぁ、とか、色々なことに思いを馳せる初秋の日曜日です。
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