思い出すのもつらいけど、東京優駿の反省。
◎エイシンフラッシュ、○コスモファントム、☆ゲシュタルト、という予想で馬券購入に臨んだ。結局1-エイシンフラッシュと5-コスモファントムの二頭軸三連単マルチを購入して、ハズレ。皐月賞の後、こういう予想をしておいてどうしてハズれるのか!結局、本当の馬券下手ってことだ。内田さんは皐月賞とほぼ同じ乗り方をして、勝った。そしてオレは、皐月賞とほぼ同じ予想をして負けた。ダービージョッキーと、馬券下手の違いは大きい。
アドマイヤテンクウが京都新聞杯で大敗した時点で、◎エイシンフラッシュが確定。三連単二頭軸の相手探しをはじめたのだが、どうしても本命サイドの人気各馬を選ぶ気になれず、さらなる穴馬を探すことに。皐月賞本命のゲシュタルトと、休み明けに好勝負をしたコスモファントムの二択。ゲシュタルトのローテーションの厳しさを理由に、コスモファントムを上位に取った。ヴィクトワールピサは皐月賞で着差ほどの強さを感じなかったこと、ペルーサは藤沢流の余裕あるレース選択と軽い調教がネックに、ヒルノダムールは中山でこそ発揮された切れ味が東京向きでないと判断し、それぞれ軸にはできず。実際のレースでは、ペルーサはスタンド前発走で出遅れた。馬には可哀想だがクラシックではよくあること。ヒルノダムールは流れに乗れず、ヴィクトワールピサは直線前が開かないということは無かったが距離が少し長かった印象。エイシンフラッシュは完勝したが、コスモファントムは10着惨敗。ゲシュタルトは4着だった。
予想の大まかな方針は間違えてないはずなので、馬券を取る方法だけを考えよう。皐月賞も東京優駿も、エイシンフラッシュの馬連とワイドだけで勝負をしていれば、翌週の馬券代ぐらいは出ていた。つまるところ、馬券でバイク買おうとかマンションの頭金にしようとか思っているのが敗因なのだ。しばらくは翌週の馬券代を稼ぐためだけに、本命馬の馬連とワイドで勝負をしようと誓った。
誓った直後の目黒記念。◎フェニコーン、○イケドラゴンだったのだが、いまいちイケドラゴンが信用できず、4-フェニコーンの馬連で勝負した。結果、フェニコーン3着、イケドラゴン2着。いつものように二頭軸三連単マルチで買っていれば24万円だっただけに、いくら飲んでも寝付きが悪くて当然。競馬に神様がいるのなら、なかなかシャレたことをする。オレは来週からどうすればいいの?でもまだまだ人生は続く。
2010年4月18日
ギルバート・メレンデス VS 青木真也
今日アメリカで、ギルバート・メレンデス VS 青木真也のタイトルマッチが行われた。
インターネット生中継という環境で観戦できたのだが、結果は残念ながら、青木がフルマークで判定負けの完敗。メレンデスがcageでの青木対策を充分に練っていたにもかかわらず、青木の方は無策に感じられた。メレンデスは、青木に足を絡めとられないように、また青木の足に上半身を絡めとられないように、スタンドでもグラウンドでも必要以上に距離をとってパンチとパウンドをはなつ。アグレッシブに攻めすぎて青木の足が上半身に絡んだときには、青木をcageに押し付ける。結局、青木は何もできなかった。cageとリングの違いは、グラップラーには大きいようだ。
最近のUFC(およびアメリカで行われるメジャーMMA競技)では、その本国アメリカでの人気を背景に、レスリングなどで鍛え上げた猛烈に強いフィジカルを持つエリートアスリートたちが、分厚い層をなしてUFCとの契約を虎視耽々と狙っている。レギュラー参戦している選手たちは、不甲斐ない試合を1試合でもすればすぐにリリースされる。彼らの生き残る道は、相手の良さを徹底的に消してでも、絶対に負けないこと。結果、Ultimate Fightという競技は、日本で行われている総合格闘技とは、別モノになってしまったように感じる。PRIDE消滅以降、UFCと契約した数多くの日本人選手のうち、試合数をこなし現在でも契約を勝ち取っているのは、日本人としてはフィジカルに優れた岡見勇信と吉田善行だけ。どちらもPRIDEやDREAMとは、ほとんど縁がなかったところが皮肉だ。
これで日本の総合格闘技が終わったとは思わないが、アメリカのトップクラスの選手と金網で互角に渡り合える日本人選手は、今のところほどんといないことがはっきりした。そして、日本の総合格闘技人気が復活することはあるのだろうか。とても心配だ。
皐月賞
毎週、反省あるのみ。本命対抗順不同で、6-ゲシュタルトと11-エイシンフラッシュを予想。2頭軸三連単マルチのみを薄く購入したところ、外れ。先週予想したとおり、ヴィクトワールピサが1番人気で1着でした。1週間前なら当ててるじゃん!
11番人気のエイシンフラッシュが3着で、12番人気のゲシュタルトが6着なので、狙いとしては悪くなかった。悔やまれるのは、エイシンフラッシュのワイドを購入しなかったことで、買っていれば先週の負けぐらいは取り戻せたかも。
結果論で言うと、ゲシュタルトの勝浦は、もう少しのんびり行ってくれても良かった。そりゃ行けない理由もあったのでしょうけれども。逆にエイシンフラッシュの内田は、もう少し前で競馬していれば2着はあったかも。ただ内田さんは、ダービーに向けて相当な手ごたえを感じているのではないだろうか。そんな乗り方をしているように感じた。
ダービーは当然、皐月賞を勝ったヴィクトワールピサが一番人気になるのだろうが、2着のヒルノダムールとそのヒルノダムールを若葉Sで差したペルーサもかなり人気になりそう。ヴィクトワールピサは岩田の好騎乗で最内を周ってこの着差だけに、良馬場府中の2400mだとそれほどの差はなさそう。でも、重馬場ならまたネオユニバースの血が騒ぐのかもしれません。
今のところのダービー本命はエイシンフラッシュにしておいて、アドマイヤテンクウがNHKマイルでも楽勝してきたら、また考えよう。
結果論で言うと、ゲシュタルトの勝浦は、もう少しのんびり行ってくれても良かった。そりゃ行けない理由もあったのでしょうけれども。逆にエイシンフラッシュの内田は、もう少し前で競馬していれば2着はあったかも。ただ内田さんは、ダービーに向けて相当な手ごたえを感じているのではないだろうか。そんな乗り方をしているように感じた。
ダービーは当然、皐月賞を勝ったヴィクトワールピサが一番人気になるのだろうが、2着のヒルノダムールとそのヒルノダムールを若葉Sで差したペルーサもかなり人気になりそう。ヴィクトワールピサは岩田の好騎乗で最内を周ってこの着差だけに、良馬場府中の2400mだとそれほどの差はなさそう。でも、重馬場ならまたネオユニバースの血が騒ぐのかもしれません。
今のところのダービー本命はエイシンフラッシュにしておいて、アドマイヤテンクウがNHKマイルでも楽勝してきたら、また考えよう。
2010年4月11日
桜花賞
忘れる前に反省を。本命1-ショウリュウムーン、対抗10-レディアルバローザとして、三連単二頭軸をメインに馬券を買った。結果は大はずれでした。最大の敗因はいつものように、1番人気を1番人気という理由で、軽視したこと。そのほか思いつくことをあげてみると…アンカツは甘くみないほうが良い、クセ馬は多頭数の内枠では2割引ぐらいにすべき、やっぱ福永祐一は結構上手い、そして生まれ変われるなら金子真人になってみたい。
前が詰まったり、ささったりして、しばらくまともに追えなかったショウリュウムーンの4着は仕方ないとして、レディアルバローザの11着ってのは納得がいかない。これが実力なら、まさに見る目なし、ってこと。この流れから考えると、皐月賞はやめたほうがよさそう。1番人気ヴィクトワールピサが、1番強そうだから勝ち目がない。
2010年4月10日
2010年3月20日
ロックの学園2010

神奈川県三崎市にある旧神奈川県立三崎高校でこの三連休に開催されている「ロックの学園2010」に行ってきた。昨年に引き続き校長の忌野清志郎は出張中。海が近いので、風がとても強く、屋外で演奏させられているアマチュアバンドの人たちがとても気の毒でした。
体育館で行われているプロミュージシャンによるライブはともかく、天気の良い三連休初日だったからなのか、全体的にお客さんの数は控えめ。やっぱり、都心から1時間半以上かかるアクセスが一番の問題なのだろう。
その体育館ライブのうち「泉谷しげる(GUEST:LOVE PSYCHEDELICO)」を観ることができ、とても楽しめた。泉谷のCD買って聞いてたのは、もう20年以上前(!)のことだけど、まだ当時のアルバムの曲をやってた。他には「春夏秋冬」とか、ビートルズのカバーとか、清志郎追悼の「雨上がりの夜空に」とか。20年以上同じこと続けられるって凄いことだ。あと、最近、LOVE PSYCHEDELICOばかりipodで聞いているので、生で観られて良かった。
2010年3月2日
読書「賭ける魂」
さっき姉の日記を読んで初めて知ったこと。血がつながっているにも関わらず、姉はギャンブルに全く興味がないそうだ。無意識のうちに、自分のギャンブル好きに理由を求めていたのかもしれないけれど、亡くなった祖父(父方母方共に)が花札好きだったり麻雀好きだったりしたことを伝え聞くと、ホッとしたものだ。血は水よりも濃し、だなぁ、とか思ったり。でもそうでは無かったのか。そういえば、今となってはパチンコが大好きな兄を、初めてパチンコ屋に連れて行ったのは俺だった。
誰が言いはじめたのか知らないけれど、「人間の運の総量は産まれたときに決まっていて、それを使い果たしたときが死期」みたいな考え方があるように思う。小学校の入学にあたり試験に加えてクジ引きがあり(ある種特殊な学校だったので)、それをくぐりぬけたことで自分の運を使い果たしたのではないか、などと考えたこともあった。高校、大学とことごとく受験に失敗し、さらに入社試験に失敗するのが怖くて、就職活動を放棄したころのことだろうか。受験の失敗は、運ではなくて実力の問題なのに。
この本では、宗教人類学者が自らのギャンブル経験をもとに、必勝法のたぐいではないが、それよりもはるかにためなる考え方を披露してくれる。おそらく自分が何十年かかってもたどり着けないだろう考え方を、たかだか720円で得ることができるのが読書の素晴らしさ。
今の日本では、ギャンブルが嫌われている。賭博行為が法律で禁止されているから仕方ないのかもしれないが、例えば、ディズニーランドで一日遊んで1万円使うのは善、一日かけて予想した競馬に1万円賭けるのは悪、というような認識があるように感じる。ディズニーランドで一日遊んでも、1万円が10万円になることは万にひとつもないのに!こつこつ働いてお金を貯蓄するのが善行、という幼いころから刷り込まれた意識が不景気の元凶なのだとしたら、同じくギャンブル=社会悪、という意識も改めるべきだろう。少なくともカジノ合法化は、日本が全力で取り組むべき課題だ。
ギャンブルによって得られる重要なほとんどのものは、勝つ喜び(お金)ではなく、負ける経験だったりする。ギャンブルで物事の不確実さを痛いほど知っている人間が、元本保証の和牛商法や、怪しげなマルチ商法に、こつこつ数十年働いて貯めた老後のための数百万を注ぎ込むような愚行をはたらくとは思えない。ま、そもそもギャンブルで痛い目にあっていたら、そんな貯金はないだろうが。
今の日本に足りないのは、ギャンブルを人生の歓びのひとつとして楽しめるような国民性だと思う。この本にもあるように「毎日100人が自殺するような国」は、いくら勤勉でも、いくら金を儲けても、世界からは同情されこそすれ、尊敬などされないだろう。受験に失敗したからおしまい、仕事でミスしたからおしまい、嫁に逃げられたからおしまい。そんなことぐらいの失敗で、やり直しのきかない世の中にしないために、もっとギャンブルを楽しもう。ギャンブルをやれば、ほとんどが“おしまい”の連続だということに気づくだろう。それでもギャンブラーは賭け続ける。「すべては途中経過にすぎない」から。
2010年2月22日
猫の日
2月22日は猫の日。とりあえずウチの猫にも、おめでとう、と言ってみた。ところで、おめでとう、で良かったの?一緒に暮らしはじめてもう13年。癒されてばかりでは申し訳ないので、せめて食べたいものは好きなだけ、と思って甘やかしていたら、昨年末に腎臓疾患になりました。毎日のようにところかまわず嘔吐して、毛なみも悪くなり、少し痩せ、大量の水を飲んで大量の尿をする…という症状でした。本やインターネットで調べると、立派な腎臓病の傾向だということがわかり、動物病院に連れていくことに。
覚悟はしていたのです。腎臓病末期の猫に人工透析を行うのは飼い主のエゴなのではないか?好きなニボシも食べられず、療法食だけで数ヶ月間寿命を延ばし、痩せ衰えて死ぬことが猫の幸せなのか?大きくなった頭でいろんなことを考えながら、診察を受けたところ、腎疾患ではあるけれどまだごく軽い、という診断。「薬と療法食でうまく付き合えば長生きできますよ。海ちゃん、長い付き合いになりそうだねー。」と、同い年ぐらいの獣医さんに言われた。(猫の名前が「海」)
投薬と療法食で3ヶ月。体重も戻り、毛なみもツヤツヤ、食欲旺盛、吐くこともなくなり、尿の量も普通に。5歳ぐらい若返った感じで、毎日とてもうるさい。獣医なんて半分気休め商売だと思っていたけれど、馬鹿にできないもんだ。そしてこれからの長い付き合いでかかる医療費も馬鹿にならない。
せめてあと5回は、2月22日に「おめでとう」と言わせておくれ。飼い主が、もう少し強くなるまで。
2009年10月31日
読書について
10/25の読売新聞に載っていた、読書週間世論調査より。
この一ヶ月本を読まなかった・・・男性50%/女性54%
この一ヶ月呼んだ本の冊数・・・1冊17%/2冊14%/3冊8%/4冊3%/5冊~9冊4%/10冊以上2%/0冊53%
この結果を読んでびっくりした。みんな通勤中に何してるの?
自分の通勤中は、ipodで音楽を聴きながら新書を読む、ってことになっている。時間は片道45分程度で、往復1時間半ぐらい。それでも週に3冊ぐらいは本を読む。ベッドサイドとリビングあたりと、通勤用のかばんにそれぞれ別の本が入っていて、それぞれを同時並行的に読み進めるので、正確な冊数は何ともカウントし難いが、月に10冊~15冊ぐらいは読んでることになるのかも。
と、ここまで書いて思い返してみれば、自動車通勤をしていた1年間は、こんなに本を読んでいなかったような気がする。電車内の時間ていうのは、都会人ならではの苦痛な時間ではあるけれど、貴重な読書の時間でもなるのだと実感。
でも、自分が読書家であるとか言うつもりは毛頭無く。それよりも、お金をかけて本を買って、時間をかけて読んでるワリには、その後時間が経過するとほとんど何にも覚えて無いことを残念に思う。これからはマメに、本を読むたびに何かしら…せめてあらすじぐらいでもメモっていきたい。
2009年9月11日
越後妻有アートトリエンナーレ
越後妻有ってのは、要するにどん詰まりってことらしく、冬には豪雪地帯になるところらしいです。そんな田舎の限界集落的なところに、色んな芸術作品がある訳です。
こういう所に来て「芸術」とか口走ってる輩とは関わりあいたくないのが本音なんですが、こういうところにわざわざ来てるヒトたちは、やっぱり大抵そういう輩なんです。ほとんどのヒトが、一眼レフのカメラをクビに下げてるようなね。あーたぶん自分もそんな輩の一員と思われてるんだろうなぁ、とか考えます。でも違う、そしてそれは自分がそう確信していれば済む話なのだ。
最近よく関東周縁の田舎を巡ることが多いのだけれど、四国の田舎とは決定的に違う。やっぱり陸続きにいる人口の違いっていうのは大きい。クルマで飛ばせば2~3時間で越後に着いちゃう関東人1000万人と、2~3時間かけても淡路島までしか行けない四国民数十万人の違いは大きい。
四国でもこんなアートイベントをやるべきだ、と思うけれど、そういった意味で、訪れることのできる人口的な問題で、無理なんだよなぁ、と思います。あ、でも来年、瀬戸内国際芸術祭ってのがあるらしいです。結局、福武関連なんで香川と岡山なんだけど、どんぐらいヒトが集まるのかなぁ。
2009年6月21日
2009年6月17日
読書「科学捜査の現場」
特にネタが無いので、読書ネタが続きます。
サブタイトルが「体毛は人と事件を語る」。ということで、ほぼ全編体毛、それも陰毛の話。体毛ってのは、何かすれば必ずと言ってよいほど現場に残るものなのだ。だから悪いことして科学捜査班が出てきて調べたら、隠しとおせることなど何もない。絶対にばれる。だから悪いことはやめなさい。
読書「日本人の起源を探る」
サブタイトルは「あなたは縄文系?それとも弥生系?」。電車の中で、いろんな人を見て縄文系か弥生系か考えてみると、どっちかわかんない人がほとんどですよなぁ。でも私は、はっきり縄文系です。
日本は酸性土壌なので古代人の骨が残りにくいのだそうだ。ただ縄文人の骨だけは、貝塚に埋められていることが多いので、貝のカルシウムが保存を助け、他の時代よりも非常に多くが発掘されているらしい。なんでカルシウムがあると保存されるのか、よくわかりませんが。なので「日本人の起源を探る」場合、縄文人の骨から得られる情報が多くあっても、他の時代の骨サンプルが少なすぎて比較が難しい。必然的に、骨以外から得られる情報でも起源を探ることになるのですが、それがDNAだったりウイルスだったり古事記だったり歯だったり耳垢だったりで、多岐にわたります。そして結論が微妙に違ったり、結論が出るのはまだまだずいぶん先の話だったり、そもそも結論なんかなかったり。確実そうなのは、縄文人と弥生人の差異はものすごく大きい、ということ。そして弥生人の発生は、大陸か半島か、あるはその両方からかなり多い数の渡来人がやってきたことによる、ということ。
別に日本人の起源を知りたいわけではないけど、こういった本を読むと、日本各地への旅行が楽しくなります。
2009年6月14日
三沢光晴
プロレス団体ノアの社長であり、トップレスラーでもある三沢光晴さんが、試合中の事故で亡くなりました。ご冥福をお祈りします。
ノアのプロレス…いや三沢や川田らが作り上げた王道のプロレスは、相手のどんな危険な技でもきっちりと受けきることで、プロレスに有無を言わせぬ説得力を持たせてきた。八百長だとか、ショーだとか、そんな口さがないことを言うプロレスを知らない人たちをも黙らせるその説得力で、「ノアだけはガチ」という都市伝説まで生み出したのだ。もちろん、高い技術的な裏付けとたゆまぬ努力があればこその「受けの美学」であることは、言うまでもない。
皮肉なことに、そのプロレスを作り上げ、長年体現し続けてきた男に、事故が起こってしまった。体調や安全の管理不徹底であったとは思いたくない。勝負事には、どんなに安全管理をしても起こってしまう事故がある。ボクシングなどの格闘技だけでなく、競馬や競艇などの公営競技、そして高校野球でさえも、毎年のように不幸な事故は起こっている。そのうちのひとつが昨日、プロレス界を最前線で引っ張ってきた男に、たまたま起こってしまったのだと考えたい。
日本のプロレスは、世界的にも稀有なエンターテインメントだ。力道山、馬場、猪木らから始まる日本プロレスの許容力は、半端なものではない。政治もスポーツもお笑いもグラビアもゴシップも芸術も…そういったものは全部飲み込んでしまう。今回の不幸な事故をも飲み込んでしまうのが、日本プロレスだ。だから、斉藤彰俊選手には、“殺人バックドロップ”を武器にGHCヘビー級ベルトを目指してほしい。ノアの選手たちが、たとえ涙を流しながらでも戦い続けることを、誰もが望んでいると思う。
2009年6月11日
また北千住「大はし」
今日の大はし。
座ったとこの後ろのテーブル席にとても態度が悪く、かつ飲み過ぎのグループがおり、さすがに温厚なオイラも次あたりは行動に移りますよ、て感じの瞬間に、店員(息子の方)が一喝!有無を言わせず勘定して、お店から追い出してくれました。良いよなぁ、そういうの。
今日はボトルを追加しなかったので、二人で4400円。やっぱ止められない北千住通い。
座ったとこの後ろのテーブル席にとても態度が悪く、かつ飲み過ぎのグループがおり、さすがに温厚なオイラも次あたりは行動に移りますよ、て感じの瞬間に、店員(息子の方)が一喝!有無を言わせず勘定して、お店から追い出してくれました。良いよなぁ、そういうの。
今日はボトルを追加しなかったので、二人で4400円。やっぱ止められない北千住通い。
読書「血税空港 本日も遠く高く不便な空の便 」
地方に旅行に行く際、だいたい通過するのが羽田空港と地方空港。進化を続ける羽田は良いとして、地方空港は正直どこに行っても同じ。飛行機を降りてから、手荷物受け取りまでのアプローチとか、微妙な地方限定の広告とか、大枠はほぼ同じです。ログハウス風とか書院造とか神明造とかあっても良さそうなものだけど、イメージとしては四角い白い建物で統一されていて、全く面白くない。
日本全国にある空港の数は、なんと98!2010年に開港される茨城空港を入れると99!47都道府県なので、各都道府県に2つずつある計算になる。そしてそのほとんどすべて、羽田空港と新千歳空港を除くすべてが赤字なのだそうだ。乗降客がTOP5に入るほど多い伊丹や福岡でさえも、周辺地域への補償で赤字になるらしい。赤字の補填は、全て税金で賄われていることを考えると、橋下大阪府知事のように、関空があるんだから伊丹は廃港にすればいいじゃねえか、とか思ってしまう。山陰地方でいうと、島根県出雲空港と石見空港、鳥取県に鳥取空港と米子空港はいらないでしょ。それぞれ自動車で1時間圏な訳だし。
そんな税金無駄遣いな地方空港事情よりももっと深刻なのが、国際線のキャパ不足問題らしい。成田は相変わらず拡張できず、夜間発着もできず、滑走路を拡張した羽田空港には、おおっぴらに国際線を発着させることもできない。世界各国の航空会社が、成田か羽田への就航を希望しているのに、それに応えられない状況が長年続いている。そんな訳だから、日本の航空行政は、オープンスカイ全盛の世界の潮流からは、大きく遅れをとっており、危機的な状況にあり、韓国の仁川空港や台湾の桃園空港、シンガポールのチャンギ空港にハブ空港としての機能を追い越されて久しい。アメリカ大陸に対して地理的なアドバンテージがあるにも関わらずのこの現状は、日本経済にとって本当に危機なのです。
かと言って、正直何をどうすれば良いのかよくわからず、米子空港INの石見空港OUTって、境港の水木しげる記念館→松江→出雲大社→石見銀山、ていうルートには最適の空港配置だなぁ、と考えてしまうんですけどね。
2009年6月7日
読書「花嫁化鳥 / 寺山修司」
青森旅行から帰ってきて、未読本の山から寺山修司を1冊選んだ。寺山修司記念館で見聞きした、そのままの流れで、読んでみたかったのだ。その昔、演劇にかぶれていたころは、寺山修司と唐十郎がすべてで、そこら辺に溢れている演劇的なものは、必ずどちらかの影響を感じた。最近の事情はよくわからないけれど、どうやら残念なことに、寺山?誰それ?みたいなことになっているようだ。記念館、ガラガラだもん。お手軽に、再評価とかいってブームになるのも嫌ですが。
寺山修司の天井桟敷と唐十郎の状況劇場は対極にあって、当時の演劇界を遠く離れたところで引っ張っていたようなイメージがあったのだけれど、この本を読んでみると、実は結構お互い濃密な影響を与え合っていたのだな、と思う。「佐川君からの手紙」と「花嫁化鳥」、続けて読んでも悪くない。「花嫁化鳥」は、けして寺山修司の代表作ではないけれど。
青森旅行を経て寺山修司の文章を読むと、その湿っぽさをあらためて感じる。本当だか嘘だかよくわからないこのルポルタージュは、そのニュースとしての役割は果たしていないが、現場の湿度が本当によく伝わる。この際、事実かフィクションかは問題ではなくて、日本にはその湿度の源泉が確かに存在する、ということが重要なのだ。
寺山修司は、久しくその短歌の盗作が問題とされており、それが後年の評価に暗い影を落としているのかもしれない。個人的には、盗作なのなら盗作で、それでも良いものは良い、と考える。だから霧深い陸奥湾に、そんな真相などは隠してしまえばいいではないか。
マッチ擦るつかのまの海に霧深し身捨つるほどの祖国はありや
2009年5月31日
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