2009年4月19日

読書「ユダヤ人とダイヤモンド」

最近、新書がお気に入りで、各社から新刊が出るたびなにかしら買って読んでます。これもそんな一冊なんですが…今もって、なぜ自分がこの本を買ったのかわかりません。「ユダヤ人」にもましてや「ダイヤモンド」にも大した興味ないのに。似たようなことはよくあって、特に酔っ払って本屋なんかに行くと、翌日膨大な本の山を前にしてアタマを悩ませることになります。
ダイヤモンド産業の首根っこを押さえているのは一握りのユダヤ人である、なんてことを基礎知識として備えてはいたけれど、この本を読んでみるとそんな基礎知識さえも正しいものなのかどうか…。たぶん正しくないのでしょう。長年カルテルによって、ダイヤモンドの供給をコントロールしてきたDe Beers社には、現在ユダヤ人社員は一人しかいないのだそうだ。ただ歴史上、ユダヤ人がダイヤモンド産業を支配してきたことは間違いなく、ディアスポラやホロコーストにも、ダイヤモンドは大いに関連している。世界中で差別されていたユダヤ人が就くことのできた数少ない職業が、ダイヤモンドの研磨工だったのであり、小さく、軽く、そして高価なダイヤモンドは、長年流浪を続けざるを得なかったユダヤ人には、欠くことのできない重要な財産であったのだ。
こう考えてみると、やっぱり特に自分の人生にとって得るものはない読書でしたが、だいたい本を読んだぐらいで何かがどうにかなるとか考えるのが間違いなんでしょう。ま、そもそもダイヤモンドなんて持ってませんし、贈ったこともありませんしね。

2009年4月18日

森下みの家「桜なべ」

写真が汚いなぁ…。

若い女性二人を連れて森下のみの家へ。ひとりが転勤、もうひとりは結婚だそうで、目出度かったり、寂しかったり。ただこのみの家の「桜なべ」。ゆっくりと話をしながら楽しむような鍋ではないのです。下町の江戸っ子御用達のお店には共通点が多いのですが、そもそもメニューの選択の余地が少なく、注文したらすぐに出てきて、鍋は小さく銅製で熱伝導抜群、火にかけるとすぐに煮えて、すぐに食べられる、いやすぐに食べないと旨くない。そんな気の短い江戸っ子仕様になっているので、どんなにがんばってもお店に滞在できる時間は1時間やそこらです。なので、みの家では鍋に集中し、2軒目でゆっくり話を伺いましたよ。
で、この「桜なべ」というのは、馬肉を使った鍋のこと。味付けはお店によって違うのだろうけれど、みの家では味噌と割り下を使った甘辛いすきやき風。ビールや日本酒はもちろん、赤ワインもよく合う。みの家に置いてある赤ワインは、よく冷えたスペイン産のトーレス。普通、冷えた赤ワインなんかが出てきたらムキーってなるところですが、ここに限ってはむしろ冷えてた方が桜なべにあうような気がするのが不思議です。一緒に馬刺しと卵焼き、〆にご飯を頼んで満腹となりました。

モミの木

こんなニュース…
男性の肺からモミの木が見つかる ロシア
映像もあるのでウソではないのだろうが、どう考えても悪い冗談にしか思えません。肺の中で植物が育つんですか?

この男性の肺に育ったモミの木に飾りをつけて、クリスマスツリーにする。そのモミの木は有名になり、町中の人がその木の下で愛を語り合ったり、ピクニックをしたり。でも、肺の中でそんなことをされた男性は、うるさくて仕方がなく、このモミの木を引き抜いてしまう。するとモミの木を抜いた跡の穴に水が溜まって池ができ、釣りを楽しむ人や船遊びをする人で、前にも増して賑わう。そんな状況に悲観したこの男性は、自分の肺の中にできた池に身を投げて自殺をしてしまう…。

肺の中にモミの木が育つのなら、こんな落語の“あたま山”的な話もあながちSF的な絵空事ではなくなってしまう。八代目林家正蔵の「あたま山」を聞きながら、そんな危機感を覚えました。

2009年4月12日

裏砂漠

なんとなく、伊豆大島に行ってきました。なんとなくって言っても、一応ツアーの予約をし、朝早く起き、ジェット船に乗り、レンタカーを借り…と、それなりに計画的に旅行してきたのですがね。
サクラやETCや高速道路1,000円などの影響で、関東近県は込み合うことが予想されたので、椿まつりも終わり、サクラも散り、ETCも高速道路も無関係な伊豆大島を選択したのです。そんなわけなので、大して目的も持たず行ったのですが、下調べの段階でぜひ行きたいと思ったのが、裏砂漠。それも自動車で“月と砂漠ライン”を行き、そこから少しだけ歩いて…という省エネスタイルで。
写真では、もうひとつ凄さが伝わらないけれど、実際その風景は月か砂漠かを思わせる荒涼たるもの。その場にたたずんでると、なんだかとても寂しくもの悲しく、そして写真の先にある海から背後の三原山山頂まで、遮るものがなにもないので、吹き飛ばされそうなほどの強風が吹いており、怖いのなんの。あまり長時間いれるような雰囲気でないので、見物もそこそこに引き上げてしまいました。あと付け加えると、この“月と砂漠ライン”。一応自動車で行けることにはなってますが、途中から対向車が来たら絶対にすれ違えない道幅になります。今回は運良く一台も対向車がいなかったので助かりました。
観光地にありがちな「がっかりスポット」。高知のはりまや橋とか、札幌の時計台とか、名前ばかり有名で行くとがっかりする観光スポットはたくさんありますが、反対に「びっくりスポット」てのもあるよなぁ、と思います。最近行って本当にびっくりしたのは、今回の「伊豆大島“月と砂漠ライン”の裏砂漠」と、和歌山県新宮市の「神倉神社」。どちらも行く途中でびっくり、行ってびっくり、帰りもびっくりです。

2009年4月10日

いつ頃からか春が嫌いだ。なぜだか春になるとイライラするし、花見なんかにも行きたくない。
やっぱり劣等感みたいなものがあるのだろうなぁ。中途退学、臨時採用、中途採用、中途退職…みたいなことを繰り返しすぎて、いつの間にか春は"始まり"の季節ではなく"妬み"の季節になっていたのかもしれない。
今春、小学校に入学した甥っ子の写真を見た。見ると感じるのは、さすがに後悔とか嫉妬とかの感情ではなくて、あるのはただただ希望のみ。甥っ子に、もういい歳なんだからサクラだけを楽しみなよ、とか言われた気分。
35歳にしてモラトリアムの欠片を見せるおじさんから甥っ子に言えることはただ一つ…"良い人であれ"。入学おめでとう。

2009年4月6日

ウィスキーのミルク割

「恋の行方」という映画で、ジェフ・ブリッジス扮するピアニストが飲んでたのが、ウィスキーのミルク割。まー基本的にゲテモノの類いで、確かにバーボンとそこら辺の高温殺菌牛乳で作っても、美味しいもんじゃないです。マズイ酒を乳脂でごまかして流し込む、みたいな飲み物。映画でも、やさぐれた感じの描写で小道具として使われてましたし。

今日、たまたま牧場絞りたての脂肪分4.7牛乳が手に入ったので、こないだ行った台湾旅行の免税店で買ってきたバランタインの17年とあわせて、ウィスキーのミルク割を作ってみました。
悪くない。うまい。そりゃそれぞれ単品で飲んだ方が良いのはわかってますが、たまには違った飲み方もしたいじゃない。バーで飲む変なカクテルなんかより全然うまい。ベストtoベストってことなんですかね。エアグルーブにサンデーサイレンスつけりゃ、そりゃG1取れるだろみたいな。ちょっと言い過ぎか。

2009年4月4日

柳家小三治独演会

小三治の落語を聞きに前橋までやってきた。よみうりホールの小三治一門会の抽選に外れたのが悔しく、まだその時点でチケットが残ってた前橋の独演会を衝動買いしちゃったんだから仕方ない。さすがに前橋まで追っかけるバカもいないらしく、会場には空席が目立ちます。
ろべえの「牛ほめ」に続き小三治の「蒟蒻問答」、休憩はさんで小三治の「転宅」。群馬で聞く蒟蒻問答(舞台が上州)は格別でした。
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