2009年5月31日

寺山修司記念館

二泊三日の旅の最終目的地は、三沢市の寺山修司記念館。街から基地スペースをはさんだところにある。都合、周りには何もない。牛だけが、僕らをじっと見てました。

十和田市現代美術館

こじんまりとした素敵な美術館。来年春には通りを挟んだ広場にも、屋外設置の作品が並ぶらしく、現状すでに草間彌生のカボチャなんかが置いてありました。十和田市の人口はけして多くないのだろうが、良い税金の使い方をしてるなぁ。

2009年5月30日

奥入瀬渓流

青森市から、八甲田山を抜けて奥入瀬渓流へ。雨の中、クルマを降りて渓流沿いを二時間ほど歩く。クルマの運転が苦手なので、雨の山道は辛い。そのぶん歩くって良いなぁ、としみじみ実感。万歩計をみたら、1万5千歩でした。

2009年5月29日

生れて、すみません。

青森銘菓「生れて墨ませんべい」。苦悩は、意外と満腹感で薄まります。とパッケージに書いてあります。なんかスゲーな。

あおもり犬

青森県立美術館。かなり楽しめる美術館です。

三内丸山遺跡

二泊三日で青森旅行。朝イチで青森空港に着き、その足で三内丸山遺跡へ。いきなり第一目的を達成してしまった。

2009年5月24日

読書「定刻発車―日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか?」

日本の在来線の90%は、定刻に発着する。イギリスやフランス、イタリアなどもほぼ同様の率ではあるものの、その基準が大きく違う。イギリスやフランスが、14分以上の遅延だったり15分以上の遅延をもって定刻でないと判断するのに対して、日本のそれは1分以上の遅延!発展途上国などに至っては、1日や2日遅れることなどもあるというのにだ。要するに、日本の鉄道の正確性は、他の国を大きく引き離したぶっちぎりのトップにある。それも戦前から、太平洋戦争の混乱期を除き、現在に至るまで、その正確性を維持し続けている。
毎日のように遅刻を繰り返す自分としては、この本を読むまで、どうして日本の鉄道がそんなに正確でなければならないのかがわからなかった。日本社会が、鉄道の15分の遅延を許容するなら、一社員の25分の遅刻も許容してくれそうなものではないか。でも日本の鉄道は、1分を越える遅延を許すことができない。日本の鉄道というネットワークシステムは、あまりにも巨大で融通が利かなすぎる。ひとつの鉄道の“小さな”遅れは、周辺の鉄道の“大きな”遅れになる。終電が遅れれば、保安作業の時間が少なくなり、一番大切な安全さえもが確保できないのだから、やはり“小さな”遅れさえも許容すべきではないのだろう。
その都合は良くわかる。でも鉄道を遅延させる最大の理由である、飛び込み自殺が首都圏のJRで一日に2~3回もある、て事実を知ると、やっぱり何だかなぁ、という気分になる。毎朝の電車の10分や20分の遅れ、帰省する新幹線の1時間の遅れ、たまの連休に2~3時間遅れた電車で寂れた温泉場まで…そんなことを許容し楽しめるような社会に、毎朝飛び込み自殺があるようには思えない。
ただ日本ていう社会は、日本の鉄道以上に融通が利かない。価値観があまりにも画一化されすぎてやしないだろうか?別に毎朝決まって30分遅刻するサラリーマンを許せ、という訳ではないけれど。

2009年5月21日

北千住「大はし」

ここのところ毎週のように通いつめている、東京三大煮込みのひとつ、北千住「大はし」。25歳のくせにやけにオッサン臭い同僚と今週も行ってきました。二人で二時間。飲み物はキンミヤ焼酎の梅シロップ入り炭酸割りのみ。食べ物は、肉どうふとさつま揚げなど。それでへべれけになって5,700円。幸せを感じます。
このお店、おそらく40人ぐらいがキャパのカウンターとテーブルがあるのだけれど、いわゆるホール担当は75歳くらいの父と45歳くらいの息子の二人だけです。その二人がカッコいいったらありゃしない。注文勘定、すべてにおいて無駄がなく、次々と注文を受け、料理と酒を出して行く。まさにプロフェッショナル。旨い酒と旨い肴、無駄のない接客とお得な勘定。これ以外に何が必要なんだ、という自信が店全体にみなぎってます。
サラリーマンとしては、果たして自分のやっている仕事は、この店で得られる満足感の10分の1でも、お客様に与えられているのだろうか、なんてことを考えてしまう。与えられてないですよ。悲しいことだけれど。そして今日も明日も酒を飲み、酔っぱらうのです。

2009年5月17日

浅草橋「西口やきとん」

その筋では有名な、浅草橋「西口やきとん」へ。21時ぐらいに行ったのだけれど、立ち飲み店舗は大混雑だったので、向かい側のテーブル店舗へ。25歳のくせにやけにオッサン臭い同僚が、どうしても行きたがっていたこのお店。ウチに近いので存在は知っていたけど、行きたいと思ったことはありませんでした。だって「やきとん」て、ある程度味の想像つくじゃないですか。
で、写真のやきとん各100円。旨いんですよ、これが。奥はどぶろく300円。メニューは総じて安いのだけれど、どれもこれもそこそこ良いものを仕入れているだろうことが伺い知れる旨さ。圧巻は、日本酒ポット小1500円。お燗を頼んだら、あらかじめ温めてあっただろう日本酒がポットに入れられて出てきます。値段から想像される量の1.5倍は入っているので、これはお得!そして、なかなか良い酒だ。落語で言うところの「悪い酒はダメだよ、アタマにくるから。あーこれは良い酒だ。良い酒はクーっと入るね、クーっと」てカンジでクーっと入ります。
こんな良いお店じゃ、そりゃ飲みすぎますよね。翌日は久々にしっかりとした二日酔いでした。

2009年5月12日

読書「紀州 木の国・根の国物語/中上健次著」

読み終わるのにえらく時間がかかってしまった。一章読むごとに、考え込んでしまうので、なかなか先に進めないのだ。あんまり普段そんな難しい本は読まないのだけに、久々の知的興奮ていう感じ。
紀伊半島を巡る旅のルポルタージュなのだけれど、その旅のスタート地点となるのは、中上健次の生まれ育った新宮市。となると当然のことながら、極めて私的な視点から見た紀州、小説家の見た紀州を描くノンフィクションであり、ちょっと不思議な作品となっている。
…残念ながら、僕はこれ以上この作品を評する言葉を持っていない。産まれてから続くこの怠惰な生活には、インプットもアウトプットも圧倒的に欠如していたのだから、仕方ない。自分を恨め、と。
となると実体験しかない。伊勢熊野には、2年ほど前にたっぷり時間をかけて行ってきた。当然、この本の舞台になっているところも巡っているので、より興奮させられるのだ。特に新宮は本当に不思議な町で、中上の言う通り大した観光名所などもないのだけれど(徐福公園浮島の森は、良い悪いは別にして行くべきだと思います)、鮮烈な印象を残しますし、神倉神社はホントにしゃれにならない凄さです。くどいけど。で、その神倉神社の社殿(怖ろしいほど急な石段を538段登りきったとこに社殿があります)で、地元の爺さんと話をした時のこと。
一見して観光客のわれわれに気さくに話しかけてくれた爺さん二人。聞いてもいないのに、一望できる新宮の町をいろいろと紹介してくれた。浮島の森は昔は本当に浮いて移動していたんだとか、昔の熊野川はプロペラ船がいっぱいいて凄くうるさかったとか。紀伊新宮藩主の水野家の墓所はあそこだ、と指差されたときに、連れ合いが何気なく一言「中上健次のお墓も同じところですか?」。爺さんA曰く「中上?誰だっけ?」。勝手なイメージで新宮の中上ってのは、松山における正岡子規みたいなもんで、地元民で知らない人はいない、なんて思っていた我々の不見識。爺さんB「中上っていったら、ほらアノ…」。その場に居合わせた4人全員が、やはりある構造を形成する一員なのだと、今さらながら気づいた。



2009年5月10日

NHKマイルカップ

自慢じゃないが、競馬歴は長く、一貫して大穴だけを狙うスタイル。初めての万馬券は、ファイトガリバーが勝った桜花賞で、それ以降も万馬券をそこそこ取ってきてます。でもトータルでは大赤字ですよ、もちろん。予想の方法は、人気よりも着順が上になりそうな馬を選ぶだけ。必然的に一番人気の馬とか、武豊とかを買うことはなくなりますし、打率もそうとう悪いです。ただ予想はほとんど当たってるんですっ!選んだ馬は、人気よりも上の着順に来るんですっ!それが7着とか8着とかだったりするだけで。馬券にならないだけなんです。
それがここのところ、なぜだか馬券成績も好調で、アンライバルドが勝った皐月賞でも8番人気で2着に突っ込んだトライアンフマーチを本命にして、微妙にワイドだけを的中で生活費の足しにしました。
それで今日のNHKマイルカップ。予想の結果、10番人気のジョーカプチーノを本命にすることを決めたら、これがなんと大楽勝で1着に。またまた微妙にワイド馬券だけを的中させて、給料日までの生活費ができました。ちなみに言うとこのレース、3連単の配当が238万1660円。1着から3着までを順番どおりに的中させていれば、100円が238万円になっていた訳です。うーん…買えない馬券じゃないんですよ。後で考えると。1着馬を当ててるんだから、残りも手数を広げて買ってれば、今頃は…。あー妄想だけが広がるなぁ。

2009年5月6日

大掃除

季節外れの大掃除を、GW最後の2日で敢行!目標の4割程度の到達具合で、時間切れ。連休明けの明日を迎えるプレッシャーに負けて、20時あたりから亀戸餃子を食べながら焼酎しこたま飲んでしまったので、もうこれ以上は無理です…。
到達4割とはいえ、もともとが言い現せない程度の散らかりっぷりだったので、結構検討したのではないかと思います。実際、片付けの大半は本の整理で、とりあえずのところ130冊をBOOKOFFに叩き売り、4千円になりました。それで気づいたこと。
2002年あたりから2005年くらいまでのコンピューター関連の書籍の多いこと!そのほとんどが、マスターどころか通読さえしていないようなものでした。DB、SQL、PHP、LINUX、FLASH、SSL、CGI…今に至ってなんの役にもたってません。そりゃたたないですよ。読んでないんですから。1,000円を超える本を買うときには、レジに行く前に3回自問自答をすることに決めました。今からホンの数年前ですが、当時は当時で自分の適性もわからず焦っていたのだな、と思います。学歴も知識もスキルも無い自分が、訳もわからずそれなりの業界に存在している居心地の悪さを誤魔化そうとしていたんでしょう。今はただ鈍化して、その居心地の悪さを感じなくなっただけ。あぁ、胸が痛い。
小さいころ漫画以外のまともな本であれば、たいてい父親が何も言わずに買ってくれました。そのせいなのでしょうか。現在にいたっても、金に糸目をつけず文庫、新書、ムック、単行本、等々、既読未読の在庫に関わらず、気になったものをバカバカと購入してしまいます。とりあえず既読かつもう二度と読まないもの、というフィルターにかけてBOOKOFFに売ってきたのですが、それでも残りが数百冊…。未読のものを比較的手前の本棚にまとめて眺めてみたところ、どれもこれも気になる本ばっかり!本屋でこんな棚を見つけたら興奮するだろう、というものになりました。そりゃ当たり前だろって!これから年末までは、新たに書籍の購入を差し控えようと思っています。それだけで我が家のキャッシュフローは好転するはずです。

2009年5月4日

DDT「MAX BUMP 2009」

そろそろGWの終わりが見えてテンションの下がる5月4日(月)に、後楽園ホールへプロレスを観戦に行きました。DDTていう団体の昼夜興行で、12:00からDDT本体が、19:00からDDT内別ブランドの「マッスル」があったのですが、経済的な事情で正月に見たマッスルを諦め、お昼のDDTを選びました。
今日の見どころは、なんと言っても[飯伏幸太&ケニー・オメガVS男色ディーノ&ヨシヒコ]のKO-Dタッグ選手権。この試合の凄さは、リンク先と見づらい写真を見て、色々判断してください。いちいち説明はできません。途中、ヨシヒコの脳みそが出た時にはどうなることかと思いましたが、まさか最後に腕までもげるとはねぇ…。やっぱプロレス頭の良い人たちが集まると面白いです。

2009年5月3日

「不健康な体で、不健康なことができると思うか。」

忌野清志郎さんが亡くなりました。去年2月の武道館復活ライブが、とても大切な思い出になってしまいました。残念です。
校長を務めた今年3月のロックの学園は出張中てことで欠席でしたけど、校長室の机には「愛し合ってるかい?」のスタンプが。最初に喉頭ガンで入院したときには「夢を忘れずに!」。ガン再発のときは「ブルースはまだまだ続いているというわけだ」。そしてある雑誌のインタビューに答えて「不健康な体で、不健康なことができると思うか」。
夢を忘れず、健康な体を作り、夜更かし、宿酔い、ロックとブルースを続けていきたいと思いました。押し付けでなく、自己満足でなく、「愛し合ってるかい?」と呼びかけられる人物を目指して。

戦極〜第八陣〜

GWのさなか、代々木第二体育館に行って戦極を観戦してきました。GWの原宿駅は凄いことになっており、安室コンサートやコルテオや例のカリフォルニアからきた洋服屋の影響で、改札に入場制限がされてました。実は爆発的に人が多い訳でなく、おそらく六割方を占めるであろう非東京在住者がそこここで通行妨害をしてるのが、混雑の原因だったりするんですが。そしてその混雑に全く影響を与えない、昨今著しく不人気の格闘技イベントを見に行った訳です。
そんな不人気に反比例するように、各試合のレベルはそうとうに高く、大変楽しめました。ただ自分で言うのもなんですが、わたくし長年の蓄積でかなり格闘技には詳しく、そんなマニアが一過性のにわかファンにイライラすることなく楽しめる格闘技イベントてのは、やっぱり存亡の危機にあるわけで…。ホセ・カンセコ(アナボリックステロイド使用告白済の元メジャーリーガー)の参戦を発表したDREAMを含めて、今年いっぱいがヤマですよね。日本の総合格闘技。
でも相変わらずのモンスター路線を突き進むDREAMよりは、小さいキャパの会場でやってる戦極の方が好感持てるよなぁ。TBSが中継するって時点で、個人的にはNGですけど、DREAM。
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